§4 文字・段落の装飾
【1】改行・特殊文字
   HTML では 改行や半角スペース、<  > などは 特別な書き方をする

   改行 主な方法は2つ
    1)<br> タグを使う
       例  ようこそ〇〇のページへ<br>
          今日の気分はとてもハッピーです。<br>
    2)<p> タグを使う    <p> と </p>  で囲む。
       例  <p>ようこそ〇〇のページへ</p>
          <p>今日の気分はとてもハッピーです。</p>
          この方法を使うと、行間隔を自由に設定できる(但し、やや高度)
   特殊文字(< や >)
       < → &lt;     > → &gt;      半角スペース → &nbsp;     " → &quot;
       その他  HTML特殊文字コード表秀麗さんのページ

    
【2】装飾場所の設定
   文字の色や大きさ・フォントを変えたり、配置(センタリングや左寄せなど)を設定することができる。
   設定するには、その範囲(文字や段落)をしてしなければならない。先ず、その設定法を見る。
  段落(ブロック)の範囲指定
   <div></div> 段落(ブロック)の範囲指定
    <標準的書き方> <div class = "A1" > 文 </div>
      class = "A1" というのは 、ここの文に「A1」という名前をつけたということ。後でこの名前を使って装飾する
     例 <div class = "A1" > ようこそ〇〇のページへ </div>
   文字列の範囲指定
   <span></span> 文字の範囲指定
    <標準的書き方> <span class = "B1" > 文 </span>
      class = "B1" というのは 、ここの文字列に「B1」という名前をつけたということ。後でこの名前を使って装飾する
     例 <div class = "A1" > ようこそ<span class = "B1" >〇〇</span>のページへ </div>
【3】スタイルの書き方

  スタイルを書く場所
   装飾(スタイル:スタイルシート)を書く方法(場所)は3つある。
   1)タグ(<div>や<span>の中)に書く方法。 簡単。多くの設定は書きにくい。見にくい。
     例 <div class = "A1" style = "font-size:12px; color:green;">ようこそ〇〇のページへ </div>
   2)ヘッダー内(<head> ~ </head>)に書く。
     例       <head>
        ・         <style>
          div.A1 {font-size:12px; color:green;}
        </style>
      </head>
      場所を表すのに div.A1と書く( divタグで classで 「A1」 と名前をつけたところ)
      スタイルは{ }で括る。
   3)別ファイルに書く。(書き方は上と同じ。)
      別ファイルに書いておくと、多くのページで共通のスタイルを適応させることができる。
      本格的なページ作成はこの方法で行う。

  スタイルの書き方
     スタイルの属性(プロパティ) : 属性の値 ;
       という、書き方をする。
     プロパティは、以下で見ていく。
【4】文字のスタイル

  フォントの大きさ【font-size】
   (値)数値 px(ピクセル)1px 点の大きさ 大きさは固定される
         em(エム)  元々の文字の高さを基準とした値。
       %        元々の要素に対する比率
   (例) div.A1 {font-size:1.2em;}
ようこそ〇〇のページへ 

  文字の太さ【font-weight】
   (値)  100、200、300、400、500、600、700、800、900 で指定 (あまり変わらない)
        normal(標準)/bold(太く)で指定
   (例) div.A1 {font-weight:bold;}
ようこそ〇〇のページへ 

  斜体文字【font-style】
   (値)  normal(標準)/italic(イタリック)/oblique(斜体)で指定 できないこともある
   (例) div.A1 {font-style:italic;}
ようこそ〇〇のページへ 

  フォントの指定【font-family】
   (値)  sans-serif(ゴシック)/serif(明朝) それ以外に特定のフォントを指定できる "" で囲む
   (例) div.A1 {font-family:serif;}   または div.A1 {font-family:"MSゴシック";}
ようこそ〇〇のページへ 

  文字色の設定【color】
   (値)基本色             
black silver gray white maroon red purple fuchsia
green lime olive yellow navy blue teal aqua
    色のコード カラーサイト.com
   (例) div.A1 {color:green;}
ようこそ〇〇のページへ 

  背景色の設定【background-color】
   (値)  上の color と同じ
   (例) div.A1 {background-color:yellow;}
ようこそ〇〇のページへ 

  下線等の設定【text-decoration】
   (値) none (設定すべて解除)/underline(下線)/overline(上線)/line-through(取り消し線)
       solid実線)/double(二重線)/dotted(点線)/dashed(破線)/wavy(波線)
       色も指定できる
   (例) div.A1 {text-decoration:underline dotted red;}
ようこそ〇〇のページへ 

  下付き、上付き文字【vertical-align】
   (値)super(上付き文字)/sub(下付き文字)
   (例)span.B1 {font-siz:10px; vertical-align:super;}
ようこそ〇〇のページへ 

【5】段落のスタイル

  横方向位置【text-align】
   (値)left(左)/right(右)/center(中央)/justify(均等)
   (例) div.A1 {text-align:center;}
ようこそ〇〇のページへ 

  行の高さ(行間)【line-height】
   (値)数値px ,数値のみ(フォントサイズの何倍か)
   (例) div.A1 {line-height:1.2;}
ようこそ〇〇のページへ 

  幅(高さ)の指定【width(height)】
   (値)数値px
   (例) div.A1 {width:100px;}
ようこそ〇〇のページへ 

  線で囲む【border】
   (値)none(なし)/solid(1本線)/double(2本線)/groove(立体的1)/ridge(立体的2)/inset(立体的3)/outset(立体的4)/dashed(破線)/dotted(点線)
      太さ px で指定可能、色も指定可能 また border-radius: を追加すると 角丸の線が引ける。
   (例) div.A1 {width:100px; border: groove 2px red;  border-radius:15px;}
ようこそ〇〇のページへ 

【関連資料】
 【HTML&CSS マニュアルサンプル】
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